分かってる?タグを完全に理解して使いこなそう【2019年版】

分かってる?タグを完全に理解して使いこなそう【2019年版】
  • ・タグの設定方法が分からない
  • ・カテゴリーとどう使い分けるの?

この記事ではこういった疑問にお答えします。

タグとは?

タグは、記事内の重要なキーワードを表現するものです。例えると付箋みたいなものですね。

タグを使用することで、キーワード(タグ)ごとに記事をグループ分けすることが可能です。

グループ分けするとユーザーが情報を探しやすくなり、ユーザビリティが向上します。もちろんSEO対策にも効果的です。

ぜひとも設定したいタグ機能ですが、タグはカテゴリーで分類できない記事を細かく分類したい時に使用してください。

その理由をカテゴリーと比較しながら説明していきます。

知っておきたいタグとカテゴリーの使い分け方

それではタグとカテゴリーはグループ分けをする機能としては同じですが、どのように使い分けるのでしょうか?

タグの大きな特徴を3つ下記にまとめましたので、その特徴からどのような使い方をするべきか順番に考えていきましょう。

タグは階層化ができない

最も大きな特徴として、タグは階層化できません。下記をご覧ください。

タグとカテゴリーの比較

それぞれの設定画面を比較してみると、タグ側のみ親を設定する項目がありません。タグは階層化を許されていないのです。

階層化できないということは、細かい分類に適していることが分かります。

そのため、タグはユーザーがピンポイントで情報を探し出せるような具体的なキーワードを設定するようにしましょう。

タグはパンくずリストに表示されない

記事にカテゴリーを設定すると、パンくずリストに表示されますよね。

パンくずリストはクローラーの巡回を手助けし、SEOに効果的ですが、タグはパンくずリストに表示されません。

カテゴリーは1記事につき1つにするべき理由はパンくずリストに表示されるからですので、パンくずリストに表示されないタグは複数設定しても問題ないですよね。

そのため、タグは複数設定しても問題ありませんが、3つ程度に設定するようにしましょう。

※多すぎるとGoogleに不適切なコンテンツと認識されますので、設定数には注意してください。

カテゴリーとタグは連動していない

カテゴリーとタグはそれぞれ別々のグループを作成します。

そのため、別々のカテゴリ−に属する記事をタグで分類することが可能となります。下記の見取り図をご覧ください。

カテゴリとタグの看取り図

上側がカテゴリーの構造、下側がタグの構造を表しています。

カテゴリーAやカテゴリーBの記事をタグAでまとめることができています。上手く使い分けることで、ユーザーはさらに情報を探しやすくなることが分かりますね。

もちろんカテゴリーとタグに同じ名前をつけてしまってはタグの意味がなくなってしまうので、タグとカテゴリーの名称は違うものにしましょう。

どのように使っていくか

これでタグとカテゴリーの特徴をある程度把握できたと思います。

それでは、一度上記で学んだタグの注意点を再確認しましょう。

  • 具体的で細かなキーワードを設定する
  • タグは複数設定しても構わない(3つ程度)
  • カテゴリーとタグの名称は同じにしない

これらの注意点を活かして実際に具体例を用いてタグの使い方をみてみましょう。

カテゴリーは先に設定しておく

タグにはカテゴリーを補完する役割があります。タグを追加する前にカテゴリーは設定しておきましょう。

今回は下記のようなカテゴリーと記事を用意しました。

用意したカテゴリーと記事の具体例

とあるレストランが料理ジャンル(カテゴリー)ごとに料理の紹介記事を作成したサイトを想定しています。ここにタグを設定してみましょう。

どんなタグを設定するか?

どんなタグを設定すればいいのでしょうか?答えはありません。大切なのはカテゴリーと切り口を変えることです。

もちろん料理のジャンルから料理記事を探すユーザーもいるとは思いますが、中には食材から探したいユーザーもいるかもしれません。

そんな時はタグを使用して食材ごとに記事を分類してあげましょう。今回は下記のように分類してみました。

見取り図にタグを設定してみました

「卵」や「豚肉」などの食材でまとめました。これでタグをクリックしたユーザーは卵や豚肉を使用した料理一覧を閲覧することが可能になります。

上記のタグ設定はあくまで考え方を表しているだけですので、必ずしも正解ではありませんが、食材から記事を探したいユーザーにとってサイトの利便性が向上していることは間違いないです。

このようにカテゴリーとは切り口を変えて、想定するターゲットのユーザビリティを向上できるようなタグ設定をしましょう。

タグの作成方法

それでは、タグについて理解できたと思いますので、実際にタグを設定していきましょう。

WordPressにログインしたら、「投稿」>「タグ」をクリックしてタグの設定画面にいきましょう。

投稿からタグをクリック

下記がタグの設定画面になりますが、画面左側からタグを作成することが可能です。順番に見ていきましょう。

画面左側からタグを作成可能

「名前」の設定

タグの名前の設定

ここに入力したテキストがサイト上のタグの名称として表示されます。

「スラッグ」の設定

タグのスラッグ設定

ここに入力したテキストがタグアーカイブのURLに反映されます。下記の赤文字部分になります。

  • http//ドメイン/tag/スラッグ

スラッグには、タグに関連する英数字を入力するようにしましょう。

日本語を入力すると外部にURLを貼り付けた時にとんでもなく長いURLになってしまいますので、注意してください。

「説明」の設定

タグの説明画面

ここに入力したテキストは、タグアーカイブで表示されるんですが、使用しているテーマによって表示されるかどうかが変わります。

「説明」を表示するテーマを使用しており、テキストを表示させたい方は入力してください。

全ての項目を入力し終わったら「新規タグを追加」を押してタグを作成しましょう。

「タグ」の編集

タグの一覧画面

作成されたタグは画面右側のタグ一覧に表示されますので、タグの設定を後から変更したい方はタグの名前か「編集」をクリックして編集してください。

タグの編集画面

上記のように作成時の項目がありますので、変更ができたら「更新」を押して保存しましょう。

タグを設定しよう

タグを作成することができたので、次はタグを記事に設定していきます。

まずは投稿画面にいきましょう。

投稿画面からタグを設定

投稿画面より先程作成したタグを入力してEnterを押すことでタグを追加できます。

タグを入力

また、こちらからも任意のテキストを入力することでタグを作成することができますが、タグが日本語だった場合に自動的にスラッグも日本語になってしまいます。

投稿画面からスラッグを追加した後は、編集画面からスラッグを変更することを忘れないでください!

まとめ

これでタグの設定は完璧ですね。

タグはカテゴリーと違い、任意で設定することができますので、コンテンツが少ない時や慣れない内は無理に設定しなくても構いません。

もちろんタグはカテゴリーありきの機能なので、カテゴリーをしっかり設定してからタグを設定するようにしましょう。

 

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